応用行動分析の療育に欠かせないのが「課題分析」です。
今回は「課題分析」についてお話しさせていただきます。

課題分析とは、
ある行動に
どのような行為や行動が含まれているか
細かく見ていくことです。
言葉だけでは難しいので
「手を洗う」
という行動について課題分析をしてみましょう。
①水道がある場所へ行く
②長袖を着用の場合、袖をまくる
③蛇口をひねる
④手を濡らす
⑤石鹸をつける
⑥石鹸で手を洗う
⑦石鹸を水で流す
⑧蛇口を止める
⑨濡れた手を拭く
⑩袖を伸ばす
私たちが何気なくしている
「手を洗う」という一つの行動でも
このように細かく見ていけば
多くの行動が連なっています。
しかも、
例えば⑥の石鹸で手を洗うという行動の中にも
たくさんの行動の連続が隠されています。
「課題分析」という名称は難しい感じがしますが、
日頃自分でしている行動連鎖を一つずつにすれば良いのです。
それも難しければ付箋に行動を書き出します。
書き出したら順に並べてみます。
足りなかったらまた書き出して、多かったら減らせば良いことです。
鈴木あづみをもう少し知りたい方向けコンテンツ
個別療育塾ありあんち_事業内容
- 応用行動分析を活かした個別指導による療育
- TEACCHプログラムの理念を大切にした療育
- 現役の教師が展開するお子さんと家族のための個別療育
- 10分間おうち療育かんたんレッスン
- 指導者向け研修事業