みなさん、こんにちは。
2月6日に「小学生気分でお勉強☆」がスタートしましたのでそのご報告をさせていただきます。
この日の流れ
オリエンテーション | 「小学生気分でお勉強☆」の子供向けの説明 | 話を聞いてもらいながら場に慣れてもらう。 |
朝の会 | あいさつ、出席など | 朝の会の基本的な流れ方を学ぶ |
1時間目 | 自己紹介 | 前に出て自分のことを話す |
5分休み | 休み時間の過ごし方 | トイレ休憩など |
2時間目 | 名刺交換ゲーム | 自分の名刺をつくって、それをお友達の名刺と交換する |
初めての場所・初めての先生
とにかく「初めまして尽くし」だった初回。部屋に入るとすぐに自分の座席(といってもこちらが決めたのではなく自然に子どもたちが座っていました)について私の指示を待っていました!もう、最初から優秀すぎて驚きました。
どのお子さんも全身に緊張が走っている様子が伝わってきました。
「この子たちが緊張せずに済むためには?」ということだけを考えてオリエンテーションをスタートさせました。こればかりは「経験からくる勘」が役立ちます。まずは子どもたちの声を引き出すこと。大きさは関係ないのです。自分の発した声を先生が聞いてくれる。もうそれだけで子どもたちの緊張が一気に緩みます。先生が子どもの声をきいて肯定的に受け止めたり、時には大げさに褒めたりするということを短い時間に繰り返し行いつつ、こちらのペースに持っていくということがまずは大切です。ここができてようやく子どもたちが私を信頼して付いてきてくれるので、このステップは私としては時間をかけたいところでした。
自己紹介
子どもたちに自己紹介でいう内容を3つお願いしました。視覚的支援を重んじていたので3つとも黒板に書きました。
①なまえ ②通っている幼稚園・保育園 ③好きな食べ物
子どもたちが活動する前に私が見本を見せましたが、どのお子さんもしっかりと見て覚えていたようで、手本通りに自己紹介ができました。そして黒板に書いた3つのことが役に立ったのも言うまでもありません。
どのお子さんも素晴らしいなと思いました。
実は難しい。休み時間の過ごし方
私たちは休み時間というのは非常に嬉しく解放された気分になり、リフレッシュできます。ところが中には「休み時間が苦痛」という子どももいるのです。理由は「何をしてよいか自分で思いつくことが難しい」お子さんです。
5分という短い時間に何をするのかを伝えると全員安心して5分間を上手に運用していました。事前に何をしてよいか伝えることで子どもたちの自発的な行動を増やせるのだなと改めて感じました。
名刺のイラスト写真
名刺交換ゲームのために一人ひとり自分の名刺を作成しました。どのお子さんも自分の名前をじっくり丁寧に書いていました。残った時間で名刺に絵を描いて装飾しました。
指導する際に気を付けていたこと
通常の学級の担任というのは、話し言葉を多用します。そのため、耳で聞いて理解して行動するスキルが子どもたちに求められます。しかし、それは非常に高度なことです。指導中はたくさんの言葉を話しましたが、知ることで安心できること、子どもたちが知っていれば自発的な行動を取ることができる可能性のあるものなどに関しては文字にしておきました。
参加した子どもたちの感想
とにかく「楽しかった」そうです。とくに名刺づくりが人気でした。集団とはいえ、自分で自分のための作業をするということは非常に大事な時間です。運用が難しい時もありますが、上手く機会利用することで学級がまとまるなとも思っています。
今回は楽しんでもらえて何よりでした。また次回の成長が楽しみです。