「自分のもの」
「他人のもの」の
区別というものは、
人が成長する中で
自然に身に付いていくものですよね。
ただ、世の中には
目に見えにくいこともあります。
例えば、
衣類や持ち物は目に見えますし、
使い慣れていくものなので
「自分のもの」と認識することが比較的容易です。
しかしながら、
新規なものや目に見えにくいものですと
「自分のもの」「他人のもの」ということが
分かりにくくなってしまいます。
さらに
「みんなで使うもの」が入ってくると
一度に理解することが難しくなってしましますね。
今回はこの
「自分のもの」「他人のもの」
という区別を学んでいる
お子さんの事例をご紹介させていただきますね。
まずは写真をご覧ください。
お菓子と2つの器が並んでいますね。
この色違いの器が実は重要なのです。
まずは、お子さんに
「赤色は〇〇さん、水色は先生のね!」
と説明をして机の中央に皿を置きます。
それから、
この2つの器にお菓子を一粒ずつ入れます。
そして
「○○さんのはどっち?」
と質問をして、
赤色を示すことができれば
器を渡します。
水色の器は指導者のそばに置きます。
お子さんはお菓子を食べてしまうので、
おかわりを要求してきます。
ここで水色の器を
お子さんが取れない位置に置いて
お菓子の箱を見せます。
そして、お子さんから
「おかわり」の要求を引き出して
赤色の器にお菓子を入れます。
このようにすることで、
赤色の器の方が
どうやら良いこと(ここではおかわりをもらえる)が
起きる確率が高い、ということを学びます。
これが自他の区別の初期段階の教え方です。
ちなみに・・・・
なぜ赤色の器なのかというと、
今回指導したお子さんが
赤に対する反応が良いからです。
今回はこの赤色の器を使用することも
大きなポイントでした。
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