
みなさん、こんにちは。
子どもがある程度成長すると、他人と比べて自分はどうなのか、ということを考えるようになります。
それは成長の一環なので大切な要素なのですが、それにしても日本人は自分のことを謙遜しすぎてしまいがちだと世界から評価されています。
世界的な調査で「自分に自信がない」と答えた学齢期の子どもたちが日本は圧倒的に多いということが明らかにされています。
定型発達の子どもはその後の人生で自分から「転機」を捉えて自信を持つことができるようになる可能性を十分に秘めていると思います。
しかし知的障害がない、あるいは「軽度」と診断されれている子どもはこの「転機」を捉えることが難しかったり、捉えても上手く利用できなかったりして自信を持つこと自体が難しくなってしまうような気がします。
特に小学校で勉強についていけなかったというお子さんは自分に自信を持てないまま大人に近づいている可能性もあります。
幼いお子さんで自信がないと周囲から言われているなら、このブログに出会ったことが転機だと思ってください。
これから子どもが自信を持つようになるためのアドバイスを2つご紹介します。
子どもを「ほめられ上手」にする
「先生、これって親ができることがあるんですか?子供が褒められるようなことをすればいいだけなんじゃないんですか?」
確かにそうなんです!子供が大人に褒められるようなことをすれば、自然と褒められる回数は増えていくんです。
でも、よく考えてみください。「どうすれば褒められるのか」ということを実は子どもは知らないんです。
だからこそ、ここで親であるあなたが「大人に褒められる活動」を教えるのです。
でもお説教のようにいわゆる「言い聞かせる」タイプの教え方では身に付きません。なぜなら子どもが「ほめられるって嬉しい!」という感情を持つことができないからです。
子供が褒められる機会をたくさん作るのは大変かもしれません。でも、いつも当たり前のようにしていることに対して褒めるのは忙しいママやパパだってできることですよ!
子供が褒められる体験を重ねることで、自分が今何ができているのかを知る機会にもなりますし、子ども自身が褒められる行為がどのようなものなのかを自然に学ぶこともできるようになるのです。
褒めるポイントと褒められたいポイントを合わせる
せっかく褒めても子供がそっけない態度を取ることもあります。恥ずかしさを隠している可能性もありますが、そうでない可能性は幼い子ども程大きいものです。
実は大人が褒めていることが、子どもの心にコミットしていない褒め方だというのは案外多いものです。
子供は自宅で宿題を頑張っていることを褒めてほしいのに、パパは「今日のテストは100点だったんだろう。頑張ったなぁ」という感じです。これでは嬉しさは半減どころかゼロの可能性すらあるのです。
この2つのポイントが重なった時、子どもはとても嬉しいと思うと同時に、自分が頑張っていることに対して非常に大きな価値を持つことができます。するとそれが自信になり、自分がすることに対して自信を持つことができるようになるのです。
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