子どもの発達の心配を見逃しているのではなく、発達の心配に気づいているにも関わらず、それを「様子見」という形で時間だけが経過してしまっているご家庭もあります。
様子見だけではなく、何かしらのスキルアップを図っていたとしても、それがお子さんの発達ニーズや学びスタイルにピッタリあっていなければ、それもまた同じ結果を生んでしまいます。
「様子見」の場合、保護者の方のお気持ちは、いつも不安に駆られているため、そのうち大人が我が子を怒ることが当たり前になってきてしまいます。
何かしらのスキルアップをなさっている場合もまた、保護者の方は焦りと苛立ち、そして失望感にも似た感情を毎日毎日抱えながら生きていらっしゃいます。
そうなると、当然親子関係もうまくいかなくなるわけです。
お子さんの発達に心配があっても、お子さんの「できる」の力を信じたいお気持ちはよく分かります。私もそうしているからです。
でも、その「できる」を過信しすぎてしまうと、結局「できない」を作ってしまう結果になるのです。これは、発達に心配のあるお子さんの子育てに限らず、人としての常だと思うのです。
知的障害があってもなくても、お子さんたちは「自己評価」ができます。
どれくらい適切な自己評価なのか、というと、難しいこともあります。
特に、知的障害がないタイプのお子さんは、ネガティブ評価になってしまいがちです。
それは、成功体験をした実感が少ないからだと私は思っています。
このことについては、いつかまたこのブログやメルマガなどで発信できたらと思います。
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それでは、話を戻して、今日のテーマについて、一緒に考えていきましょうね(^-^)
我が子の発達に心配を感じたのなら
我が子の発達に心配を感じたのであれば、その気持ちをそのままにしておくのはお子さんにとってもあなたにとっても、良い結果を生みません。
相談機関へ相談した時に「様子を見ましょう」と言われ、様子を見ていたママさんたちは、のちのち大きな困惑をいだくようになってしまっているのです。
「様子を見ましょう」と言われて、様子を見ていても現状維持です。何も変わらないどころか、悩みは増え、深まるばかりでしょう。先輩ママさんたちがそういう道を辿ってきたのですから・・・。
先輩ママさんたちの中には、あなたのように「何かできることはないか」と考えて、このホームページやnoteなどにたどり着いてくださった方もいらっしゃいます。
そんなママさんたちの多くは、お子さんたちのために何ができるのかを私から学んでくださって、ご自身の子育てが楽しくて未来あるものになっています。
とてもありがたい限りです♪
さて。
賢いあなたもお気づきかと思いますが、あなたとお子さんにとって「どこに相談するのか」ではなく「誰に相談をするのか」ということは、あなたとあなたのお子さんの未来を左右する一大事なのです。
もう、場所ではないのですよ、さまざまなことが。「誰に」という場所の先にいる一個人をあなたはあなたとお子さんの未来のために選ぶべきなのです。
あなたが感じるお子さんの発達の心配は、大変重要な気づきです。あなたのお気持ちを最優先させてください。
そして、あなたの直感で相談する相手も決めてみてください。何も公的機関だけを選ぶ必要はない、ということにどうか気づいてください。
発達の心配をおろそかにしてしまうと
保護者の方がお子さんの発達の心配をおろそかにしてしまうと、お子さんの成長に歪みが出てしまいます。
この光景、私は何度も何度も見てきました。
お子さんが悲鳴を上げた時、保護者の方がその声をしっかりと受け止め、そしてお子さんにぴったりな環境を整えていけば、明るい未来へつながる可能性は十分にあります。
しかし、お子さんのSOSに気付きながらも、そのSOSをあなた自身が(幼稚園や保育園、小学校などではなく、という意味です)受け流してしまうと、何も解決しないどころか、お子さんはますます苦しくなっていきます。
もちろん、あなたも・・・。
もしかしたら、あなたはお子さんのために何かしたいと思っていても、家族や親類があなたの思いとは違うお考えをお持ちなのかもしれません。
それは確かに酷な状況ですよね💧
そのような中、あなたはどうしたいのですか?
あなたのお気持ちが何より大切なのです。
もし、あなたが少しでもお子さんの成長のサポートを積極的にしたいのであれば、その思いを大切になさってください。
わずかでも希望があれば、あなたが正しいと思うことを正々堂々と試みてください。
試みるうちに、いろいろなことが見えてくるはずですよ(^-^)
子どもの発達ニーズに合っていないと
これは、熱心な保護者の方が引き起こしがちなことなのですが、例えば、お子さんには療育が必要なのに、学習教室へ通うことを選択したり、家庭で学習ができるように教材を揃えて毎日努力を重ねたりなさっている状況です。
確かに、私たちが「勉強」と呼んでいる表面的な学校教育も大切だと思います。
ただ、それを今のお子さんは望んでいるのでしょうか?
そして、その「勉強」は、大人になってからのお子さんにどれくらい役立つことなのでしょうか。
療育にしてもまた然りで、毎日何かしらの療育を利用なさっているご家庭もありますよね。
毎日利用してはいけない、というわけではなくて、毎日利用することがお子さんとお子さんの発達ニーズにぴったり合っているのでしょうか?
療育機関や学習教室や習い事などを生活に取り入れることは大切なことだと私も思っています、
ただ、それよりも大切なのは、お子さんの発達ニーズを私たち自身が見つけ出すことです。
見つけ出せないからこそ、お子さんの成長が滞っているように見えてしまい、大人が焦ってしまうのです。
それから・・・
お子さんが望んでいることは、もしかしたらあなたのぬくもりかもしれません。
過去を振り返ってみて、お子さんの発達段階に必要な愛情をたっぷりと注げていたのかをチェックしてみるのも良いかもしれません。
特に、発達に心配のあるお子さんは、私たちとは情報のキャッチの仕方が異なっているため、あなたがかけてきた愛情も上手にキャッチしきれていない可能性もあります。
そこでキャッチしそびれた分が、今の状況に出ているのかもしれないのです。
私のような教育に携わる職業の人物は、十分な愛情こそ子育てには必要だと知っています。
そして、この愛情なしには、お子さんの健やかな成長はあり得ないのです。
このことに原点回帰することで、私たちは自分の子育ての方向性を軌道修正することもできますし、誤ることもぐっと減っていくのです。
今日も最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。
残念なのは、大人がお子さんの能力だけに頼っていることです。
特に前者の「様子見」タイプの場合、ママさんご自身の将来も心配だなと私は思っています。