【就学】「うちの子、みんなについていければ」という考えは、一体誰の考え方なのか

「うちの子、みんなについていっていますか?」

この言葉は、小学1年生の保護者の方の中でも、お子さんの就学に不安を持ちながらも、今の就学先を選んだ保護者の方が口にする言葉です。

この言葉を聞く機会もグッと減ってしまった今ですが、今もなお違和感があるのです。

 

それはどうしてなのかというと、今日のタイトル通りでして、「みんなについていきたい」と考えているのは、一体誰であり、「みんなについていく」という実際の行動を取るのは誰なのか、ということが理由なのです。

ここに主語の不一致が認められるのであれば、私は、就学先やお子さんが今置かれている状況を見直す必要があると思うのです。

 

そういう訳で、今日は「みんなについていく」という発想について考えていきましょう。

 

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「みんなについていきたい」のは誰なのか

「うちの子、みんなについていっていますか?」や「みんなについていければ良いのです」などという言葉。

私は保護者の方からしか聞いたことがありません。

残念ながらこの言葉は大人から発せられているので、子どもの考えではないのです。

つまり、大人の願いなんですよね。

 

ここにお子さんの思いが入っているのであれば、また違う言葉になるでしょうし、もしお子さんもそう思っているのであれば、保護者の方はもっともっと深刻な面持ちでいらっしゃるはずなのです。

 

ですから、「みんなについていく」という考えは「大人」の考えなのです。

「みんなについていく」のは誰なのか

保護者の方は「みんなについていければ良い」と、どれくらいの熱量でおっしゃっているのかは人それぞれなのですが、実際「ついていく」を実行せざるを得ないのは我が子だということを忘れないで欲しいのです。

大人側が「みんなについていければ良い」と考えている時点で、子どもはその段階でみんなについていくことができていないと大人自身が認識しているのだ、ということにまずは気づいてください。

 

ここまでお話しすれば、あなたも気づきますよね?

今の段階で既にお子さんに「ついていかせている」ということに・・・。

 

 

先ほど申しましたように、主語が一致していないと、残念ながら保護者の方の希望は叶いません。

「みんなについていければ良い」

・そう考えている人物→保護者の方などの大人
・それを実行する人物→子ども自身

どんなに家庭でフォローアップしたとしても、そしてあなたが学校に出向いてサポートしたとしても、結局「ついていく」のはお子さん自身です。

お子さん自身に「みんなについていきたい」という、強い意志がない限り「みんなについていく」を実現させるのは、とても困難だと言えますよね。

「ついていける」というのは誰にとって大事なことなの?

お子さんが「みんなについていける」ようになったとしても、あなたのお子さんは幸せなのでしょうか。

そして「ついていける」だけが、お子さんの成長の価値なのでしょうか。

さらに「みんなについていければ良い」のであれば、ついていった先にお子さんは何を見出せるのでしょうか。

 

こういう質問をすると、言葉に詰まってしまう保護者の方もいらっしゃるとおもいます。

「ついていければ良い」を学齢期の全ての時間に費やしてしまうのでしょうか。

そうしたら、お子さんは、社会人になったらとても困ると思います。

なぜなら、大人になる頃にはもう「ついていく人」がいなくなってしまうのですから。。。、

 

保護者の方のお考えやお気持ちは大切だと思いますし、私も大切にしてサポートさせていただいています。

しかしながら、それより大事にしていただきたいのは「適正就学」という、学校側(というよりも主に教育委員会)の考え方なのです。

「適正就学」とは、読んで字の如くでして、お子さんがどこで学ぶのかを、お子さんの実態を最優先させることが保護者の方にも学校側にも求められる、ということです。

具体的には、今の日本の学校教育で用意されている学習の場(普通級・特別支援学級・特別支援学校)を鑑みて、どこで学ぶことが最善なのか、ということをお子さんの今の育ちから考えていく、ということです。

 

どうしても未来のことを想定してしまいますが、まずは「今」に目を向けましょう。

子どもの成長はとても早いのですが、その成長の度合いも急激です。

その時々に見合った学習の場を選び、そしてお子さんが今も、そして将来も幸せに生きていけるような、そんな就学を目指していきましょう。

 

 

 

今日は以上になります。

最後までお読みいただきまして、どうもありがとうござました。

 

 

 

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