「療育」と耳にすると、専門機関でしかできないとあなたも思うかもしれません。
実際、多くのママさんが新型コロナをきっかけにして「おうち療育」の存在に気づいたことは確かでしょう。
でも、実際におうち療育をなさっているママさんとそうでないママさんとでは、お子さんの発達に差が出てしまう、ということをあなたはご存知でしょうか。
もちろんです。
私たちがお子さんの得意を見つけて、それを生かそうと努力することがおうち療育だと私は思っています。
お子さんは、自分の「得意」の活かし方が分からないのです。お子さんが幼いうちから自分の得意をどう活かしていくのかを身につけていく必要があるのです。
なるほど〜。
私たち親が子どもに教えるからこそ、子どもの「できる」が増えるんですね♪
確かに、うちの子は新しい行動を身につけるまで時間もかかるし、何だか不器用な面もあるし。
幼い頃からの積み重ねって、どんなことでも大切ですもんね〜。
そうなんです。
第三者にとっては「療育」ですが、あなたにとっては子育てそのもの。
おうち療育は、子育てに取り入れる効果的な療育法なのです♪
自宅で療育となると、ハードルが高い気もしますが、これからお話をすることは、あなたがすぐにできる「おうち療育」についてお話ししていきますね♪
おうち療育のスタート
何かとても難しい本をお勧めする、というわけではないので、どうぞ安心なさってください。
おうち療育にトライしたいと感じていただいたあなたにお伝えしたいのは、とってもかんたんなことです。
それは何かというと、「お子さんのできることを探す」ことです。
今のあなたは、お子さんの「できない」ことばかりに注目していませんか?
実は、その「できない探し」こそ、お子さんの成長を止めてしまっています。
さらに、あなたの子育てをも「できない探し」が止めてしまっているのです。
だからお子さんが「できない」ままになってしまうんですよね💧
お子さんの「できる」を増やしたいとお考えであれば、まずは「できる」を探して見つけ出してください。
「できていて当たり前!」だとあなたが思っていることから拾い上げてください。
そうすることで、あなたが今まで気づかなかったお子さんの「できる」も見つかっていきます。
しかも、この「できる探し」をするだけで、お子さんの行動が「できる」の方向に変わっていくのです。
疑う気持ちもあるかもしれませんが、まずはトライしてみてくださいね♪
できたことをほめる
自分の子どものできたことを褒めるって、すごく抵抗があるなぁ〜。
だって、他の子はもうすでにできていることだから・・・。
たしかにそういう気持ちになりますよね。
でも、あなたのお子さんにとっては大きくて喜ばしい成長ですし、そもそも他のお子さんだって、最初からできたわけではなく、できた時にほめられたり、嬉しい気持ちになったりしたからこそ、今は当たり前のようにできているのです。
「ほめられたり、嬉しい気持ちになったり」を、みんママさんのお子さんにも味わう機会を作ってくださいね♪
なるほど!うちの子には、まだそういう経験に巡り合える機会がなかっただけなんですね♪
他の子ができていることでも、うちの子にとっては「初めてできたこと」だなんて、それはすごいことですもんね。
お子さんの行動に注目している時、お子さんが今できていることでも、新しくできたことでも何でも良いので、まずは「できた行動をほめる」という、あなた自身の練習をしてみてください。
「できた行動」と言っても、適切な行動や好ましい行動のみをほめてください。
好ましくない行動は、無視するのが最も効果的。「ダメだよ」なんて注意喚起しているのであれば、それはすぐにやめるべきです。どうしてかというと、あなたが注意喚起した瞬間、その好ましくない行動が増えていくからです。
さて。
あなたがお子さんの「できる」に注目し、お子さんの「できた」をほめていくことで、お子さんは、嬉しい気持ちになります。
発達障害のお子さんの場合、情報の受け取り方が私たちと違っている部分があるので、表情は硬いかもしれませんし、言葉が巧みなお子さんの場合は「そんなの、できて当たり前だ」などと返されてしまうかもしれません。
でも、本当はお子さんは嬉しい気持ちですし、また、あなたがほめることによって、お子さんの「ほめられる=嬉しい=価値がある」という観点につながっていきます♪
人であれば誰もがこの観点を持っていますよね♪
この観点を正しく養っていくことは、お子さんが社会の中で自分らしく生きていくためには、必要な価値であると私は思っています。
まずは、これらを繰り返す
私がお伝えしている10分間おうち療育®️では、この「見つける⇄ほめる」をママさんご自身ができるようになってほしいので、まずは、ここを練習していただきます。
とってもシンプルでわかりやすいことですが、最初はなかなか難しいかもしれません。
でも、シンプルだからこそ、取り組みやすいと個人的には思っております。
この「見つける⇄ほめる」ができるようになってから、次のステップへ進めますので、次回はそのお話をしていきますね。
今日も最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。
えぇ!!!
おうち療育をしていないと、子どもの発達に影響があるの?!?!?