あなたは、応用行動分析(ABA)をご存知でしょうか。
自閉症スペクトラム(ASD)のお子さんの療育に効果があると科学的に証明されている心理学ですよね。
応用行動分析は、先ほどもお伝えしたように心理学の一つですから、自閉症スペクトラムのお子さんの療育だけではなく、私たちの日常にも取り入れられています。
ですから案外身近な学問なのです。
少し前の日本では、この応用行動分析を療育に取り入れるという発想をしていた専門家はごくわずかでしたが、今では特別支援学校の先生方も学んでいらっしゃるそうで、だいぶポピュラーになってきました。
しかしながら、この応用行動分析を子育てに活用することはこれまでの、そして今の日本の子育てや教育とは正反対の子育てだと私は思っています。
この「正反対」が大きく影響して、応用行動分析の家庭療育が続かないのです。
どうしてかというと、私たちが正反対だけを頑張りすると、いつの間にか元に戻ってしまうからです。
そうなんですよね。
私ももちろん一人では身につけることができませんでした。
そして。。。
気を抜いていると自分が受けてきた子育てや教育に戻ってしまうんですよね💧
あづみ先生も私と同じなんですね。
ちょっと安心しました〜🌷
でも、このままじゃ何も変わらないなって。。。
応用行動分析自体を療育などに取り入れるのは効果的ですから、活用できなくなる原因をはっきりさせておきたいですよね。
応用行動分析をあなたの療育や子育てに活かしたいけれど活かせていないと感じるようでしたら、これからお話しする3つの原因を確かめてみてください。
原因がわかるだけでも、これから先のあなたの子育てに役立つはずですよ♪
にわか応用行動分析
あなたがなさっている応用行動分析は、本物でしょうか。
または、あなたが取り入れようとなさっている応用行動分析は本物でしょうか。
私はいつもこの言葉を自分に投げかけて、お子さんを教えたり、ママさんたちやサポーターの皆さんのお悩みやご相談に向き合っております。
応用行動分析の知識は、少し難しいところもあるものの、書籍やネットに溢れている情報を頼りにすれば十分に得ることができます。
そう、知識はお金をかけなくても手に入るのです。
ただ、手に入らないものがあります。
それは、応用行動分析をあなた自身の育児に活かす方法です。
そう、まさにあなたにぴったりのオーダーメイドのおうち療育の方法を、あなたはまだ身につけていないのです。
あなたにぴったりのおうち療育は、ペアレントトレーニングを受けて初めて手に入れることができるのではないかと私は思っています。
その理由は簡単で、発達障害の子育てがあなたが受けてきた子育てと180°違う子育てだからです。
あなたはあなたの親御さんに何日間、何ヶ月間、何年間、子育てを施されたのでしょう。
きっと膨大な時間になりますよね。
そんな膨大な時間の2倍以上の時間をかければ、あなたは一人で真逆の子育てができるようになるはずです。
でも、それではあなたの子育てが終わってしまいますし、そもそもそんな長い時間、お子さんの育ちやあなたの将来を留めておくのは違うと思うのです。
ですから、今のあなたに必要なのは、あなたがどのようにあなたの育児の中で応用行動分析を活用すれば良いかを知ることです。
知ってさらに学びを深め、そして活用できるようになることを目指しましょう♪
気づいた今が始め時!
過去のことを悔いる気持ちは一旦置いておきましょうね😊
ちなみに、応用行動分析を活かしたおうち療育について、7日間無料メール講座でお話をしておりますので、ご参考になさってください。
動画もありますので、どうぞ、たくさんたくさん学んでくださいね♪
10分間おうち療育®️7日間無料メール講座
ここまでお話を進めてまいりましたが、こちらをお読みのママさんの中には、もしかしたら、本物の応用行動分析を取り入れている方もいらっしゃいますよね。
そういうママさんでさえ、応用行動分析を取り入れたおうち療育がうまくいっていないケースもあります💧
それは、次の章でお話ししましょう。
ひとりおうち療育
もし、あなたが応用行動分析を学んで、あなたの育児に取り入れることができているにもかかわらず、なぜかおうち療育が続かない、という状況であれば、スーパーバイザーを見つけてください。
ここでいうスーパーバイザーとは、あなたのおうち療育に対して最適なアドバイスができる人物です。
療育の先生かもしれませんし、ペアレントメンターかもしれませんし、幼稚園や保育園の先生かもしれません。
とにかく、あなたのおうち療育に最適なアドバイスができる人物を、必ず探し出してくださいね。
先ほども申し上げた通り、応用行動分析を活用するとなると、専門家のアドバイスを受けたり、専門家に直接教わったりすることが重要だからです。
あなた一人で黙々とおうち療育をし、わからないことがあったらネット検索をする、ということは、もっとも危険な行為だということを自覚してください。
ネット上には、あなたとあなたのお子さんにぴったりの療育法は掲載されていませんよ。
「何を習うか」ではなく「誰に習うか」
現代は学校教育でさえ、保護者の方々が不安を抱く時代です。
学校教育といえば、私たちが子どもの頃は絶対的な存在でしたし、「学校に行っていれば大丈夫」という、究極の安心感がありましたよね。
でも、今はどうでしょう。
あなたは学校教育に絶対的な信頼を置けるでしょうか。
「学校に行っていれば大丈夫」と心の底から思えるでしょうか。
それは、おそらく違いますよね💧
保護者の間では、新年度の担任決定のことを「担任ガチャ」と呼んでいるくらいです💧
「ガチャ」っていう言葉が、担任の先生の当たり外れを感じさせますよね💧
元教員の私の立場からすると「担任ガチャ」という言葉は、何となく複雑な思いがありますね。。。
保護者の皆さんの思いもよくわかるのですが・・・。
だからこそ、なのですが、もう学校教育だけに頼る時代ではなくなりました。
それは、学校側の宿題の徹底や家庭学習の推奨をみれば一目瞭然です。
たくさんの種類の教科・教科外学習は、年々、細かな学びになってきています。
だからこそ、授業をこなすだけで精一杯の教員たち。
子どもの学習の定着となると、十分な時間の確保が非常に難しい現状があります。
だからこそ、定着学習を家庭でするように、私たち保護者は伝えられるのです。
学校の先生だけが先生ではない時代です。
特に発達障害のお子さんは、「立場」の理解が難しい場合もありますので、私たちは「先生」という言葉で安心してはいけないとも思っております。
そういう「先生」という立場があり、かつ、お子さんと対等な立場をとれる先生にあなたも巡り合えると良いですね😊
あなたもまた、あなたにぴったりなおうち療育を教えてくださる人物との出会いをどうか果たしてください。
「誰に教わるか」、つまり「どこ」ではなく「誰から学ぶのか」は、お子さんの成長と、あなたの発達障害の子育てが明るい未来へと向かうためには必要な考え方なのです。
今日も最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。
う〜〜〜ん。。。
自分が当たり前だと思ってきたことを180°変えるって、やっぱり一人じゃ難しいんですよね💧