ここ最近気になっていることがあります。
それは、子どもの言葉の発音です。
特に発達に心配はないというのに、言葉だけがたどたどしくて、子どもの言葉をきている大人が「こういうふうに言いたいのだろう」と補ってようやく伝わる、というケースです。
「言葉の発音だけ」の心配を抱えるお子さんの場合、療育機関へ通う、という選択肢はあまりないかな?と思います。
あったとしたら病院になると思います。
ただ、病院といっても、普段気軽に利用できるような小児科では、トレーニングは難しいはず。
かといって、大きな病院に行くこともないかな、と思ってしまう保護者の皆さんは多いと思うのです。
多くのママさんは、お子さんの言葉の不明瞭さに気づいても、日常生活にそう差し障りがないため、そのままにしてしまいがちです。
でも、実は、言葉の不明瞭さは「いつかよくなる」というものではありません。
お子さんの年齢ができるだけ幼いうちに、少なくとも年長組までには、何か手立てを講じておきたいものです。
その理由は簡単で、年齢が低ければ低いほど、お子さんたちの習得が早く、かつ、しっかりと根付くからです。
やはり、幼児期の方が体感で学べることが多いからだと私は思っています。
子どもの言葉の発音について、専門機関を利用するほどでもないけれど、気に掛かる、というのであれば、一度、専門家にご相談なさることをお勧めいたします。
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まぁ!それは心強い♪
10分間おうち療育®︎の個別レッスンを受けてくださったママさんの中にも、お子さんの言葉の発音を気にかけていらっしゃったママさんもいます。
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それでは、今日のテーマについて一緒に考えていきましょう。
一般的な言葉のたどたどしさへの返答
言葉が遅い、とか、今回のように発音のたどたどしさなどを保健センターの職員の方などに相談をするとします。
そうするとこのようなお答えが返ってくることが多いようです。
外で体を動かしてたくさん遊んでください
これは、とても不思議なお返事だと思いませんか?
でも実は、ちゃんとした理由があるのです。
その「理由」とは、一般的に言われている発達の順序です。
体を動かし、体幹などが整ってくると、それに伴って言語分野が成長してくる、という考え方があります。
ただ、私の元へご相談にいらっしゃるママさんたちのお話をお伺いする限りでは、外遊びが好きで活発なお子さんも多くいらっしゃいます。
ですから、全員が全員「外遊びの経験の少なさ」が言葉の発音に関係している訳ではないようです。
言葉の発音の心配を感じたらみてほしい2つのポイント
あなたがお子さんの言葉の発音に心配を感じたら、以下の2つのことをチェックしてみてください。
聞き取りがうまくいっているのか(聴覚)
お子さんが相手の言葉を聞き取る力が弱いため、お子さんが発する言葉に影響を及ぼしている可能性があります。
その場合、家庭で、というのはなかなか難しいので、気づいたらかかりつけの小児科や耳鼻科などに相談してみてください。
口元の動きにぎこちなさがないか
私が言葉の発音のレッスンをさせていただいているお子さん全員が、口や舌などの口周りの動きか原因で発音がうまくいっていないお子さんたちです。
ですので、レッスンとしては唇や舌、あごや表情筋などをダイナミックに動かす練習を取り入れています。
そうすると、お子さんたちは口周りの動かし方を体得することができるので、徐々に口元の動きが柔らかくなったり俊敏に動かすことができるようになったりするのです。
こういうことであれば、おうち療育でも活用できますよね♪
言葉の発音をより明瞭にするおうち療育
先ほどお伝えしたように、まずは、口周りを動かすことから始めましょう。
普段から唇がよく動いているからといって大丈夫だと思い込むのは危険です。
その先にある舌やあご、それから表情筋の動きにも注目してみてください。
以下に口周りの動かし方の一部をご紹介します
・唇を中央に集める。「ウ」の口よりもギュッと集める
・両耳下後ろの骨があるあたりが開くくらい、口を開ける
・「イ」の口の形を作り、できる限り左右に引っ張る
・舌を出す(上下左右)
・口の中で舌を動かす
・唇をつけながら母音を言う
このような動作のバリエーションをできる限り増やしていきましょう。
そして、あなたが「あれ?」と思うようなことがなければ、次は発音のチェックをしてください。
どの文字に心配があるのか、単音なのか、それとも単語になると発音が危うくなるのかなどです。
さらに、どのような動きをしているからお子さんの発音になってしまうのかなども観察に観察を重ねて見つけ出してみてくださいね。
今日も最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。
でも、専門家って敷居が高いなって思うし、そもそも専門家を見つけるまで時間がかかるはず。