「育てにくい」のは発達障害のせいではなく、今までの子育てが通用しないから

「育てにくい」のは発達障害のせいではなく、今までの子育てが通用しないから

発達障害やグレーゾーン、知的障害のような「目に見えない障害」を抱えるお子さんたちは、「育てにくい」と言われます。

どうして育てにくいのかというと、これまであなたが経験してきた子育てでは通用しないからです。

「これまで経験してきた子育て」とは、あなた自身が受けてきた子育てのこと。それ以外の子育てをあなたは知らないですよね?それは私も同じです。だれもがみんな子育ては、自分の親から受けた子育てを踏襲しているものです。

ですから、あなたの家系にとっても長年培われてきた子育てとは、真逆の子育てをしていくのが発達障害の子育てだと思ってください。

 

ただ「真逆」といっても、それはなかなか難しいもの。どうしてかというと、あなたがその「真逆の子育て」を学んだことがないからです。

その上、あなたがこれまでしてきたことを真逆をしようとする場合、どうしても誰かのサポートが必要になるということも覚えておいてください。

 

みんママ

「真逆の子育て」ってことは、難しい子育てをしていたのは私のせいなのかも?

あづみ

そうなんです。
みんママさんの子育てがお子さんにとって難しいから、お子さんが学びづらくなっているだけなのです。

見えない障害を抱えているお子さんは「努力が足りない」とか「本当はできる」などと誤解されやすいものです。それは、できていることととても苦手なことのバランスがあまりにも不釣り合いで、その不釣り合いを相手が気づくこと自体難しいからです。

さらに、その逆で「本当はできるのに、能力を発揮できないでいる」可能性もあります。特に幼児期のお子さんは、大人が手を出し過ぎてしまうがゆえに、お子さん自身が誤学習してしまって、その結果、能力を発揮できずにいることがあります。

 

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それでは、今日の本題に入っていきましょう。

 

子育てに振り回されていませんか?

子どもの自由な考えを大切にしたり、子どもの願いを一つでも多く叶えてあげたいと思ったりするのが親心ですよね。

それは、とても素晴らしいことだと思います。

しかしながら、それを実行に移せる大人も限られていますし、また、あなたが実行に移せる人物だとしても、100%我が子の望みを叶えることは非常に難しいことです。

でも、大丈夫です🎵子どもの願いは100%叶える必要がありません。しかしながら、ここで引き下がれないのが発達障害のお子さんです。どうしても自分の望みは叶えたいのですよね。

 

こういうことを一般的には「わがまま」という言葉で片付けてしまいますが、発達障害のお子さんの場合は「わがまま」に輪をかけて「こだわり」にまで達しています。

ですから、なかなか諦めがつかない、というのもまた事実です。

 

ここで事例を挙げますので、一緒に考えてみましょう。

ある日、本屋さんに行きました。
子どもが何か気に入った本を手にしています。
しかしそれは、3000円以上する重たくて大人向けの専門書。
子どもはどうしてもその本が欲しいと言っています。

しかしながら、いつものパターンで考えると、子どもはその本が自分のものになった瞬間、1ページも開くことなく本棚にしまうだけ。要するにコレクションの一つになるのです。

あなたはこの経験を何度もしていますし、子どもが本を買いたいとする目的も知っています。だからこそ、この本を買いたくないのです。

「本を買わない」と子どもに伝えたらどうなるかも、あなたは知っています。
子どもはたちまちにしてかんしゃくを起こし、パニックになるのです。

この事例を読んで、あなたはどうしますか?本を買いますか?それともやめますか?

 

「本を買わない」と子どもに伝えた時、子どもがパニックになるまでの酷いかんしゃくを起こしてしまうのであれば、あなたの子育てを改める必要があります。

それはどうしてか、というと、お子さんが「いっぱい泣き叫べば、ママは欲しいものを必ず買ってくれる」という誤学習をしてしまっているからです。しかも、その誤学習を何度も何度も積み重ねてしまい、根深いところまでその誤学習が定着しているからです。

 

 

子どもを振り回していませんか?

お子さんの「できない」をみると、私たち大人は不安を抱えてしまいます。

その不安のあと、状況にもよりますが、私たちは我が子ができるようになるために、熱心に教えようとするものです。

何度も教えても身につかない場合、私たちは「見限る」選択をする時があります。見限る選択をした途端、「教える」から「親が手を出す」ということが起こります。

 

我が子の「できない」を見つけた時、あなたはどのような思いなのでしょう。

「できないから仕方ない」と見限るか、「できるようにしなくちゃ」と義務感を強く持つか、「こんなこともできないんだぁ。。。」と絶望に似た気持ちを抱くのか、それは人それぞれです。

ただ、あなたに誤ってほしくないことがあります。
それは、あなたの思いとお子さんの思いは、全く同じものではない、ということなのです。

 

親からしてみれば、我が子の「できない」は、どこかしら不名誉なことですよね。
でも、お子さんは「不名誉」だと思っているのか、というと、必ずしも親であるあなたと同じ気持ちではないはずなのです。

ですから、まずは、お子さんの気持ちを確かめてみてください。

お話しできるお子さんは、お話をきいてあげてください。
お話が難しかったり、できるけれど思いとは裏腹なことを言ってしまったりするのであれば、行動観察が重要になります。

ただ、最良の方法は、お子さんの話を聞いた上での公平な行動観察です。これをすることで、お子さんの発達ニーズが見えてきます。

 

 

子どもの学びスタイルを知ろう

「子どもの学びスタイル」とは、そのお子さんの得意な学び方のことを言います。

お子さんがどうやって物事を身につけていくのかをよく観察してみてください。

分からなければ、直接本人に質問してみてください。

 

お子さんの学びスタイルを見つけて、それに大人が合わせる形で教えれば、お子さんの「できる」はスムーズに増えていきます。

「教えているのにできないまま」だとあなたが思っているのであれば、それは教え方がよくないのではなく、あなたが我が子の学びスタイルを知らないからなのです。

 

学びスタイルを見つけるには、行動観察が一番です!
うまくできないと思うかもしれませんが、あなたがやってみることが大事なのです。

それを是非とも忘れないでくださいね🎵

 

 

今日も最後までお読みいいただきまして、どうもありがとうございました。