自閉症スペクトラム(ASD)やADHD、学習障害、知的障害などの「見えない障害」とそのグレーゾーンにあるお子さんたちのママさんは、口を揃えてこうおっしゃいます。
何かしたいのだけれど、何をしたらよいか分からない
教育者であるルソーも「子どもは自然に育つ」という言葉を残したように、定型発達のお子さんは、何か特別に教えなくても、あるいはほんの少しだけ教えただけで、いつの間にかできるようになっています。
私の4歳の次女も、1週間前まではスキップができなかったのに、1週間後にはできるようになっていました💧
学習と習得、それから定着のスピード感がものすごいですよね。
発達に心配のあるお子さんは、というと、自分が非常に興味のあることに対しての習得は、流星の如く、です。
大人としては「そういうの、いつ知って、いつできるようになったの?!?!」という感じです。
大好きなことに関しての学びは天下一品なのです。
これは、定型発達のお子さんよりも速い/早いので、そこを取り上げて「天才児」と感じる大人もいらっしゃるのです。
一方、お子さん本人が興味を持たないことに関しての学びは、驚くほど進みません💧
しかも、そういうことに限って、生活をする上で重要な物事なので、大人としてはヤキモキしてしまいます。
ママさんたちは、こう嘆いていらっしゃいます。
あの能力(大好きなことに対しての学習スキル)を他のところに使ってほしい💧
この言葉、私も冗談混じりにお子さんに伝えてしまうことがあります(笑)
要するに、発達に心配のあるお子さんは、興味のバランスに偏りがどうしても出てしまうため、周囲の大人が心配になってしまいますし、実際、その心配に対して解決していこうと手を差し伸べるのです。
それがママさんたちの「何かしたい」につながっていきます。
ただ、ママさんたちの「何かしたい」というお考えは「教えなくてはいけない」という義務感や強制感のようなものになってしまいがち。
だからこそ「何かしたいけれど、何をすればよいのか分からない」という状況に陥ってしまうのです。
今回は、お子さんの「できない」を目の当たりにして、右往左往しているあなたと一緒に、お子さんに何を教えていけば良いのかを考えさせてくださいね。
子どもの「できない」を作っている原因は?
お子さんの「できない」に注目してしまいがちですが、実は案外すぐに解決できる可能性があります。
しかも、すぐに解決してしまうことほど、あなたが「これはずっとできるようにならない」と思い込んでしまっているものごとなのです。
実は、あなたが「できるようにならない」と思い込んでいることが原因で、お子さんの「できない」につながっている可能性が高いのです。
つまり、大人が諦めてしまうと、子どもの「できない」を増やしてしまう結果になるのです。
このことは、私のこれまでの経験値でお話をしているので、科学的根拠は乏しいです。
しかし、私がこれまで出会ってきたママさんたちのほとんどが、私と相談をした途端、子どもの「できた」を増やすことに成功しています。
その理由は、ママさんがお子さんの能力に希望を見出すことができたからなのです♪
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大人が迷うと子どもの成長もまた然り
我が子と自分は他人のはずなのに、なぜか大人が迷っていると子どもの成長も低迷してしまいます。
これはどうしてなのか、不思議でなりません(^_^;)
さらに、親子関係だけではなく、子どもたちにとって、保護者の次に身近な担任の先生たちもまた同じなのです。
この記事を読んでくださっている、サポーターの立場にいらっしゃるあなたなら、私の言いたいことに対して、大きく頷いてくださることでしょう。
この2つをよく考えると、私たち大人が迷えば迷うほど、子どもの学びを阻害してしまうことになりかねません。
さらに恐ろしいことは、子どもの意思を尊重しすぎて、結果、大人と子どもの関係性が逆転してしまう事象です。
逆転現象が起こってしまうと、それはもう育児とは言い難いと私は考えています。
強烈な言い方をすれば、子どもが大人を支配してしまっている状況なのですから。
結局、何を教えれば良いの?
これまでお話を重ねてきた通り「何を教えれば良いのか」と大人が迷えば迷うほど、子どもは何も学べません。
ですから、あなたが何を我が子に教えたいのかを、しっかりと決めることが大切なのです。
同級生のお子さんの成長が気にかかったり、担任の先生に言われた一言が気になったりしてしまいますが、まずは、あなた自身が「うちの子に教えたい」と思うことを教えましょう。
最初は、うまくいかなくて当たり前です。
おうち療育であなたの育児を整えていけば、お子さんにうまく教えられる日がやってきます。
ですから、どうか安心なさって、あなたがお子さんに教えたいことをピックアップしてみてくださいね♪
今日も最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。