自閉症スペクトラムの人が自分らしく生きることができるTEACCHプログラム

療育についての情報収集をしていると「TEACCHプログラム」という言葉にたどり着く方もいらっしゃるでしょう。

TEACCHプログラムとは、アメリカのノースカロライナ大学の故エリック・ショプラー博士によって開発された自閉症のある人、そしてその家族のためのプログラムです。

川崎医療福祉大学の故佐々木正美先生がTEACCH界の黒船となって日本にその素晴らしさを紹介し広めました。

TEACCHプログラムはその人固有の能力に注目し、その力が適切に向上し発揮できるような支援をすることが支援者のミッションです。本人を変えるのではなく、周囲を整えていくという考え方です。

私は、そのようなTEACCHプログラムの姿勢や理念に惹かれています。

そのため、自分の療育にもTEACCHプログラムの理念を取り入れようと、日々、学びを積み重ねています。

どれくらい積み重ねられたかは、私自身未知なところではありますが、TEACCHプログラム自体は、日々進化しています。

 

7日間メール講座でもお話をしているTEACCHプログラムについて、あなたと一緒に学びを深めていけたらありがたいです。

 

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TEACCHプログラム 7つの原則

TEACCHプログラムは、自閉症スペクトラム(ASD)のみなさんのために作られています。

そのため、ネット上には視覚に訴える教材教具がたくさん出てきますし、だからこそ、にわか学びの人でも真似しやすい、という特徴があります。

 

しかしながら、TEACCHプログラムを取り入れるのであれば、やはりこの7つの原則(理念)は欠かすことができない存在です。

にわか学びのTEACCHプログラムは、表面的なものに過ぎず、本来の意味でのサポートになりません

ですから、もし、あなたがこれからTEACCHプログラムを取り入れようとなさるのであれば、以下の7つの項目を心得ておいてください。

  1. 子どもたちの適応力を向上させていく
  2. 保護者は共同療育者として協力する
  3. 一人一人の診断と評価に基づいた教育プログラム
  4. 構造化された教育の実施
  5. 子どもたちのスキルを向上させるとともに、困難な面はそのまま受け入れる
  6. 認知理論と行動理論を組み合わせて使う
  7. 療育者はジェネラリスト(広範囲の知識保有者)でなければならない

TEACCHプログラム 3つの特徴

TEACCHプログラムを活用する際、これからお話しする3つのことを掛け合わせてサポートを実施します。

 

1.構造化

自閉症スペクトラムのみなさんが、自発的に行動しやすいよう、環境を整えることが「構造化」です。

一つの部屋をパーテーションで区切って、それぞれが何をするブースになるのか、見ただけで分かるようにしたり、何をどこに置けばよいか分かりやすくしたりするのです。

2.スケジュール

その日一日、あるいはその時間の中で、どのような行動をするのかを示したものです。

一般的なスケジュール帳と同じようなはたらきをします。

使う人や場面によって、素材や大きさなどを変えるのがスケジュールです。

幼稚園や保育園の朝のスケジュールの一部

3.アクティビティ・システム

自閉症スペクトラムのみなさんが、自発的に行動できるようにするための工夫を凝らしたもののことです。

一人で行動することができるようにしたり、わざと他人の介入を見込んで工夫したりと、活用の目的によって様々な工夫がなされています。

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弛まぬ進化がTEACCHプログラムの特徴

TEACCHプログラムは、日本風に言えば「ゆりかごから墓場まで」のサポートを考えています。

そのため、自閉症スペクトラムのみなさんご本人はもちろんのこと、ご家族やその周囲の人々へのサポートも日々研究されているのです。

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