ルソーの教育観では育たない?!ASDの子どもの子育てに取り入れる「おうち療育」

「ルソー」と聞くと、あなたは何を思い浮かべるでしょうか。

昔、社会科で習ったジャン=ジャック・ルソーのことです。社会科では政治学者や哲学者として学習したと思います。

彼は「エミール」という書籍を著していますが、そこには彼の教育観が書かれています。

その教育観とは、簡単に言えば、子どもの成長に関して大人が積極的に関与するのではなく、大人はあくまでも見守り役になることで、子ども本来の育ちが保障される、というものです。

このような教育を、ルソーは「消極的教育」と「エミール」にあらわしています。

 

この「消極的教育」ですが、日本の幼児教育でも取り入れられている場面もありますよね。

特に、幼稚園や保育園で、子どもたちが創意工夫を凝らして遊んでいる時間などは、まさにそうだと思います。

子どもたちの発想を見守りながら、子どもたちの良好な育ちを促す。そんな保育は素敵だなぁと私も思います。

 

しかしながら、ASD(自閉症スペクトラム)などの発達障害のお子さんには、この見守り中心の消極的教育が向いていない場合もあります。

それは、本人のせいではなく、ASDの特性が関連しているからです。

 

ASDのお子さんは、以下の図のように3つの障害が共存しています。

ASDは「三つ巴の障害」と言われています

この3つが共存するからこそ、見守り中心の子育てをメインにしてしまうと、子どもは誤学習を引き起こしてしまいます。

 

誤学習をしてもそれを軌道修正できるのが定型発達の子どもですが、ASDのお子さんは軌道修正が一人では難しい上に、誤学習してしまったことにさえ気づけないのです。

例えば、友だちと一緒に遊びたい時、一般的には「一緒に遊ぼう」など、相手に声をかけますよね。
でも、ASDのお子さんは、その声かけをするマナーというかルールを知らないため、相手からすれば「勝手に遊びに入ってきた」とか「一緒には遊んでないけれど、なぜか近くにいる」ということになります。

こういう場合、消極的小郁をし続けていたら、ASDのお子さんは一生「一緒に遊ぼう」と相手に声をかけることができませんし、そうなると友だちもできないままになってしまう可能性だって十分にあるのです。

 

今回は、こちらをお読みいただいているあなたに消極的育児ではなく、毎日10分だけでも効果的な積極的育児をしませんか?というお誘いの記事を書いていきます。

 

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それでは、本題に移りますね。

 

 

療育に通っていても子育てがうまくいかない

療育に通っていても、自分と子どもの関係は今までと同じ、あるいは療育に通ってからますます状況がひどくなったとあなたは感じていませんか?

あなたがそう感じるのは、実は自然なことなのです。

その理由は2つあります。

 

まず一つ目は、ASDの特性によるものです。

ASDのお子さんは、般化の困難があります。
「般化」というのは、いわゆる応用することです。

療育機関ではできるようになっても、家庭や保育園や幼稚園、学校ではできない、ということが当たり前なのです。

療育機関での療育だけでは足りないことが分かりますよね。

 

もう一つは、療育機関で受けている療育そのものです。
あなたのお子さんが受けている療育は、一体どのような場面で役立つことなのでしょうか。

もし「家庭」だと思われるのであれば、その療育機関はとても貴重な存在です。

「家庭」ではなく、学校や幼稚園などの「直近の集団生活」であれば、あなたの今の子育ての悩みを解決することはなかなか難しい、と言えますよね。

あなたにとっては育児そのもの

ASDのお子さんの育ちのサポートの一つの手段を私たちは「療育」と呼んでいますが、あなたにとっては「療育」ではなく、育児そのものですよね。

 

療育の視点からお子さんの育ちを考えてしまうから、私たちはいつも「誤解」してしまいます。

どのような「誤解」かというと、あなたの子育てよりも「療育」を優先させてしまうのです。

子どもの育ちの基礎は、育児にあると私は思っています。
ですから、私はママさんたちにおうち療育をお伝えしているのです。

あなたの今の育児に効果的な療育法を取り入れるだけで、お子さんの「できる」が増えていきます。

ということは、今、ASDのお子さんの育児でお悩みなのであれば、あなたも効果的な療育法を知ることで、お子さんの「できる」を増やせる可能性が高いです。

 

さらに、あなたらしい子育てをしてほしいと、私は心の底から思っています。

療育に振り回されることなく、あなたとあなたのお子さんにピッタリ合う子育てを、おうち療育で叶えてみてくださいね。

 

 

今日も最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。